がん保険を比較する重要4ポイント | がん保険の超初心者ガイド










がん特有の問題点

癌に罹患し、治療を受けることになった場合には他の病気と比べると特有の問題があります。

  • 治療費が高額になる
    癌になった部位によって、大規模な手術になることも多い上に、術後も抗癌剤や放射線治療、またホルモン療法など、薬代や治療費が高額になる。
  • 治療や療養期間が長期に渡る
    癌は再発や転移の可能性が高く、長期間に渡って治療や検査を続けることになる。
  • 医療費以外にも費用がかかる
    癌の治療や、治療後の療養によって働けないことで収入が減る上、抗癌剤による副作用への対策としてのカツラ代やサプリメント代金、その他病院へ行く際のタクシー代などの交通費など、医療費以外の費用も多くかかる。

これらをふまえて癌にかかった時の対策を考える必要があります。
癌保険に加入しようと思った場合に、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
もっとも重要と思われる5点について、こちらではご説明します。

診断給付金について

癌と病院で診断された際に給付されるのが「診断給付金」になります。
給付金額は多くの場合、入院日額の100倍とされています。
たとえば、入院日額が5,000円のケースでは、診断給付金は50万円になります。

使途目的が決められていないまとまった金額のお金になるため、生活費や交通費、薬代などの医療費以外の様々な支出に使うことができます。

癌保険を比べる上で重要な4ポイント

比較ポイント1


上皮の内側に発生する、「きわめて初期の段階の癌」を上皮内新生物と呼びます。
これに対して、そのまま治療を受けずにいれば、「悪性新生物」いわゆる「癌」に進行していく可能性が高くなります。

しかし、この段階で処置を行うことで、再発したり転移したりすることはほぼありませんので、上皮内新生物は給付の対象外となっている保険会社もあります。

上皮内新生物による危険性が全くないわけではないという事や、シンプルで分かりやすい給付条件であるという利点を考慮すると、上皮内新生物に対しても同額の保険を得 ることができる保険のほうが堅実であると言えるでしょう。


保険会社ごとに「診断給付金」を受け取るためには、それぞれの条件が設けられています。癌であることが判明した時点で給付されるものの他には、入院であったり、手術や治療を行っていることで得られるものがあります。

近年においては、医学の進歩によって、「入院せずに行われる治療」や、抗がん剤や放射線などを用いた、「手術しないで改善させるための方法」も登場してきています。
ですので、診断が確定した時点で給付される癌保険のほうが安心感があると言えるでしょう。


「診断給付金」を受け取ることができる回数は、保険会社によって違いがあります。複数回得ることができる保険会社もありますし、最初の1回のみ受け取れる保険会社もあります。癌と言う病気の恐い点は、転移してしまったり、再び発生してしまうという「危険性」にあります。

それらの機会が増えることにより、治療にかかる費用は高額へとなっていきます。よって、本当に安全性を重視するなら、前者の複数回に渡って給付してもらえるタイプの方が安心であると言えます。
しかしこのタイプの保険も、受け取れる時期などに条件がある場合がありますので、注意する必要があります。

通院給付金について

かつては癌の治療と言うものは、病院に入院するというケースが主なものでしたが、近年は治療法にも次第に進化が現れ、入院なしで日帰りでできる手術であったり、外来によって可能な、抗がん剤であったり放射線などによる治療などが登場しています。

そして今となっては、入院して癌の治療を行う方より、外来への通院で治療を行う方の方が増えています。そして今後は、さらに治療は外来へと移行することが見込まれます。

このようなことから、「通院に対して、どのような保障が用意されているのか」ということがこれからの癌保険には重要なファクターとなります。

比較ポイント2


これまでの癌保険では、「入院しない通院」に関しては適用されないものとなっていましたが、最近商品として売られている癌保険は、「放射線による治療、手術、薬剤(ホルモン剤や抗癌剤)などを用いた治療」などといった「指定された治療」を受けることを前提として、入院を行わないタイプの癌治療の通院に対してのものがあるのです。

これからの時代に合ったものを考えると、入院しない通院に対しても保障のある癌保険の方が心強いと言えます。


癌保険での通院給付金に関しては、支給の条件として「入院」が必要とされているものが多いです。さらに、それぞれの保険会社によって、その「入院」の条件にも違いがありますので気をつけなければなりません。

もし安全性を重視するなら、できるだけ「入院日数が少なくても大丈夫な保険」を選ぶのが良いでしょう。

特定治療給付金について

ある特定の治療を行った時に支払われる給付金がコチラになります。抗がん剤にが、価格が高いものも多いです。他の保障ではサポートしきれない「危険性」に対応できるという部分においては、付帯していることで心強い、注目の保険であると言えるでしょう。

比較ポイント3


抗がん剤を用いた癌の治療に対して払われる給付金については、とても配慮されており、高額である保障も多いです。しかしその反面「高額な保険料」というデメリットもあり、まだまだ色々な保障が充実しているとも言い難いのが現状です。

そして終身型の癌保険にあっても、抗がん剤治療についての給付金においては、「定期型」とされている場合が大方であり、ずっと保障を継続することはできないという点と、更新を行う毎に保険料がアップするという点を頭に入れた上で考慮すると良いですね。
そして、次に更新した際に、どれぐらい保険料が上がるのかを前もってチェックしておくと心強いです。

先進医療給付金について

公的医療保険が適用されない種類の癌治療というものが存在します。たとえば「高度先進医療」です。厚労省によって認められたこの治療は、主として治療にかかる費用は全て自分で賄わなければならないのです。

このタイプの治療方法の一部には、価格の高いものもあります。例えば固形癌に対しての「重粒子線治療」であり、およそ300万円ぐらいの治療費が必要です。

高度先進医療は行う方がそこまで多いとは言えない治療法で、なおかつ行うことができる医療機関も限定されているので、高度先進医療を行うケースはそこまで多くはないですが、1ヶ月に100円〜数百円ぐらいの費用で付帯できますので、安全を期すためには契約しておいても良いと思います。

比較ポイント4


このタイプの癌治療に対しては、以前の癌保険では存在しない保障であったため、今でも特約としてプラスするという保険がおおよそとなっています。

そして保障の形態に関しても、一定額を保障するものから、かかった費用と同じ金額である「技術料の実費」をまかなうものまで、色々なものがありますので、事前に注意して調べておくことが大事です。

また、先進医療特約だけは終身型癌保険においても更新が必要なケースがありますので気をつけましょう。

そしてもう一つの注意点としては、「他の医療保険」で「先進医療に対しての保障」が付帯されているものについては、「癌に対しての先進医療に対しての保障」も含まれてるという点です。保障をダブルで付帯してムダな出費をしてしまうのには注意です。

無理なく続けられる保険を選ぶ

上に、癌保険を選択する上で重要なポイントをいくつか紹介してきました。基本的には、同じ保険会社であるならば、保険料は「保障内容が増えること」に比例してアップします。

癌という病気はある時期の年齢(50代後半から80代中盤)の方に危険性が高いものです。そのため癌保険を選ぶ上で重要とされるのは、「保障内容」と「かかる費用」の釣りあいを考慮して、無理なく契約し続けることができる保険を選ぶ事なのです。