骨髄抑制とは何ですか? | がん保険の超初心者ガイド










骨髄抑制とは何ですか?

がんの治療では、手術と抗がん剤、放射線治療などが行われます。
どの治療方法になるのかは、がんの状態や部位などによって異なります。
抗がん剤は、手術や放射線治療とは違い、広い範囲の治療を目的としたもので、転移や再発を予防することを目的としています。

がんの治療では、抗がん剤が用いられることも多いのですが、この抗がん剤には、副作用もあります。
抗がん剤は、広い範囲の治療が期待できるものの、正常な細胞までも破壊してしまうデメリットもあります。
がん細胞と同時に、どうしても正常な細胞までをたくさん殺してしまうのが、抗がん剤です。
抗がん剤の影響を受ける正常な細胞の中でも、最も大きな被害を受けるのが、骨髄細胞です。
ここでは、抗がん剤の最大の副作用とも言われる骨髄抑制についてご紹介したいと思います。

骨髄抑制って何?

抗がん剤の副作用である骨髄抑制は、白血球減少とも言われます。
血液の中には、白血球、赤血球、血小板がありますが、この中の白血球は、細菌やウイルス、カビなどのあらゆる病原菌と戦い、身体を守ってくれる重要な働きを持っています。

白血球の一つである好中球は、全白血球の6~7割を占めているのですが、この好中球が抗がん剤の影響を受けて、減少していきます。

白血球の大半を占めている好中球が抗がん剤の作用で減少していくと、病原体に対する抵抗力もがくんと減少してしまいます。こうなると、身体の抵抗力が低下していき、細菌やウイルスが繁殖しやすい状態になるので、さまざまな感染症にかかりやすくなってしまいます。

がん治療での抗がん剤治療は、分裂の盛んな細胞を標的とする作用があります。
髪や爪、粘膜や骨髄などの正常な細胞までもを抗がん剤は攻撃して殺していきます。
一般的に抗がん剤の治療は、何クールかを繰り返し行っていくので、その度に骨髄の回復力も低下していきます。
白血球低下時に感染しやすい部位としては、口腔内や鼻や喉、肺や消化器系、皮膚や尿路などになります。

骨髄抑制の対策について

骨髄抑制によって感染症が起こった場合には、38度以上の光熱や悪寒などが発生し、感染部位の腫れや痛みなどが現れるようになります。
病原体が増殖していき、重篤な合併症を引き起こす可能性もあるので、発熱や痛みなどの初期段階の症状を見逃さないようにすることが大切です。

骨髄抑制による感染症を予防するためには、手洗いやうがいなどの基本的な対策がとても大切です。

また、感染症状についても事前に良く知っておくことで、早めに対処することができ、重篤な症状を予防することが出来ます。